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剥離なしハーブピーリング

剥離なしハーブピーリング

講習不要でサロン導入できる商材の選び方

剥離なしハーブピーリングとは?結論から

剥離なしハーブピーリング(ソフトタイプ)とは、棘状成分(カイメン)を使わず、植物由来のハーブパウダーで肌表面の古い角質をオフする施術です。施術時の痛みがほとんどなく、皮むけや強い赤みといったダウンタイムを伴わないため、施術当日の洗顔・メイクがそのまま可能です。専用の講習を受けなくても導入できる商材が多く、フェイシャル未導入のネイルサロン・まつげサロンでもメニューに加えやすいのが特徴です。

一方、剥離あり(ハードタイプ)は棘状成分で肌の土台に働きかける施術で、痛みとダウンタイムを伴い、メーカー講習の受講が前提になります。両者は優劣ではなく役割が違います。この記事では、剥離なしタイプの位置づけ、夏場の肌管理メニューとして選ばれる理由、そして商材を選ぶときに確認すべき処方設計のポイントを、サロン導入する側の視点で整理します。

この記事の対象:フェイシャルメニューの新設・増設を検討しているサロンオーナー、エステティシャン、ネイル/まつげサロンの運営者。
最終更新:2026年7月26日

剥離あり(ハードタイプ)と何が違うのか

最も大きな違いは「棘状成分を使うかどうか」、そしてその結果として「働きかける層と、お客様が受ける負担の大きさ」が変わることです。

棘状成分(カイメン)とは

カイメンとは、海洋生物の海綿から抽出された天然の微細な針状成分で、化粧品の全成分表示では「加水分解カイメン」と記載されます。剥離ありタイプはこの成分を主体とし、剥離なしタイプにはこれが入りません。棘の有無が、施術中の痛みとダウンタイムの有無を分けています。

タイプ別の比較

項目 剥離なし(ソフトタイプ) 剥離あり(ハードタイプ)
主成分 天然ハーブ13種類(棘なし) カイメン(棘状成分)
施術時の痛み ほぼなし あり
ダウンタイム なし あり(赤み・乾燥・かゆみ・剥離)
当日の洗顔・メイク 可能 不可(翌日から可能)
向いている目的 肌表面のコンディショニング、継続的な肌管理 肌悩みへの本格的なアプローチ
導入講習 不要(VERUNAの場合) 必要

補足すると、剥離なしタイプは、剥離ありタイプの「簡易版」ではありません。働きかける層が異なるため、深いお悩みに正面から向き合う施術としては剥離ありタイプが本領を発揮します。逆に、「肌の状態を落とさずに保ち続ける」「日常生活を止めずに通っていただく」という目的では、剥離なしタイプのほうが適しています。この違いを理解したうえでメニュー設計することが、導入後の満足度を大きく左右します。

なぜ夏の肌管理メニューに剥離なしが向いているのか

結論として、剥離を伴う施術は夏に制約を受けやすいのに対し、剥離なしタイプはその制約を受けにくいからです。理由は3つあります。

1. 日焼け後の肌には剥離ありタイプが施術できない

ハーブピーリングの施術前チェックには、一般に「激しい日焼けの後(赤み・ほてり・ひりつきがある状態)ではないこと」という確認項目が含まれます。レジャーやスポーツで日焼けするお客様が増える夏場は、剥離ありタイプの施術を見送らざるを得ないケースが出てきます。剥離なしタイプであれば、肌状態を確認したうえで、より柔軟にご案内できます。

2. 剥離後の肌は紫外線対策の負担が大きい

剥離を伴う施術のあとは、日焼け止めの徹底が欠かせません。紫外線量が多い時期は、お客様側のセルフケア負担が増え、それが予約の心理的ハードルになります。ダウンタイムのない剥離なしタイプは、この負担がないぶん、夏でも予約につながりやすいのが実務上の利点です。

3. 予定を止めずに受けられる

当日そのままメイクをして出かけられることは、お客様が予約日を選ぶうえで大きな条件です。人前に出る仕事の方、イベントや旅行の予定が詰まりやすい夏の時期でも、「明日予定があるから受けられない」という理由で見送られにくくなります。

サロン運営の視点で言い換えると ── 剥離なしタイプは、施術後の制約が少ないぶん来店間隔を短く設計しやすく、他のメニューとの同日提供も組みやすくなります。夏場に落ち込みやすいフェイシャル枠を埋める選択肢として検討する価値があります。

商材選びで見るべきは「ハーブの質」と「ベース成分」

剥離なしハーブピーリングは商材によって中身の差が大きく出ます。カタログの表面的な言葉ではなく、次の3点を確認すると比較しやすくなります。

確認ポイント1:ハーブの栽培方法と調合の根拠

お客様の肌に直接すり込む施術だからこそ、原料のハーブがどう栽培されたものかは重要な判断材料です。VERUNA(ヴェルナ)のソフトハーブピールパウダーの場合、約1000種類以上のハーブを自ら蒸留して研究してきた農学博士の監修のもと、農薬を使わずに栽培された手摘みの天然ハーブから作られています。「天然由来」という言葉だけで判断せず、栽培方法と調合の監修者まで確認しましょう。

確認ポイント2:ベース成分が「水」かどうか

見落とされがちですが、差が出るのがここです。一般的な化粧品のベース成分は水です。VERUNAのソリューションやエッセンスは、ベースに水ではなくハーブ水とハーブエッセンスを採用した濃密ボタニカル処方を取っています。全成分表示の冒頭(配合量が多い順に記載されます)を見れば、水がベースかどうかはすぐ確認できます。商材を比較するときの実践的なチェック方法です。

確認ポイント3:ISO 16128に基づく数値が公開されているか

ISO 16128は、化粧品の天然・オーガニック指数を算出するための国際標準化機構(ISO)の規格です。「自然派」「オーガニック」といった主観的な言葉ではなく、この規格に準拠した数値を公開しているかどうかは、メーカーの姿勢を測る客観的な指標になります。VERUNAの主要製品では以下の数値が公開されています。

製品名 自然由来指数 オーガニック由来指数
ヴェルナ クリアピール 98.85% 97.70%
プリロッサ ハーブエッセンススプレー 99.84% 97.98%
プリロッサ ソフトソリューション 99.16% 95.59%
プリロッサ クールダウンジェル 98.94% 97.17%

※ISO 16128準拠。メーカー公表値。

VERUNAソフトハーブピーリングに配合されている13種のハーブ

VERUNAのソフトハーブピールパウダーは、棘状成分を含まず、自然由来の天然ハーブ13種類を調合して作られています。配合されているのは以下のハーブです。和漢で古くから用いられてきた植物と、西洋ハーブが組み合わされているのが処方の特徴です。

ヨモギ葉 / シャクヤク根 / スベリヒユ / カラスムギ穀粒 / ウンシュウミカン果皮 / チャ葉 / カンゾウ根 / ブクリョウ(茯苓) / ハンゲショウ(半夏生) / ツルドクダミ根 / ドクダミ / トウキンセンカ(カレンデュラ) / スギナ葉

カウンセリングの際、お客様に「何が入っているのか」を具体的に説明できることは、そのまま信頼につながります。特に植物アレルギーの確認は施術前に必須ですので、配合ハーブの名称は正確に把握しておいてください。

導入4点セットの構成と、それぞれの役割

剥離なしハーブピーリングをはじめて導入する場合、施術に必要な製品が過不足なく揃ったセットから始めるのが現実的です。美セラで取り扱う「VERUNA ソフトハーブピーリング 導入4点セット」は、以下の4製品で構成されています。

① クリアピール 100g ── 下ごしらえ

ハマメリス水、アロエベラ葉、ドクダミ花、カンゾウ根エキスをベースに、コメ発酵エキス、セイヨウナシ発酵エキス、乳酸、グルコン酸などを配合したピーリング化粧水です。肌表面の余分な角質や汚れをオフし、このあとのハーブがなじみやすい状態に整えます。

② ハーブエッセンススプレー 280g ── うるおいを与える

アロエベラ水、ラベンダー、カミツレのハーブエッセンスを中心に33種類の成分を配合したエッセンススプレーです。施術中に肌が乾かないよう水分を補う役割も担い、乾燥による刺激を防ぎます。

③ ソフトハーブパウダー 20g ── 施術の中心

前述の天然ハーブ13種類を調合したパウダーです。棘状成分は含みません。20g で約20回分が目安です。

④ ソリューション 280g ── パウダーと合わせて使う

ラベンダー水などをベースに、グロースファクター、セラミド、ヒアルロン酸、エラスチン、レチノール、プラセンタなど多数の美容成分を配合したローションです。パウダーと合わせて使用します。280g で約50回分が目安です。

この4点があれば、剥離なしの施術を一通り行えます。継続導入時は、鎮静用のクールダウンジェルや、ホームケア・店販に展開できるクリームを追加していく流れが一般的です。

剥離なしハーブピーリングの施術の流れ

実際の施術は5つの工程で進みます。特別な機器を使わず、すべてハンドワークで完結するのが剥離なしタイプの特徴です。導入を検討する際は、この流れを見て自店の枠時間に収まるかを確認してください。

工程1:クレンジング・洗顔

クレンジング・洗顔

肌を清潔にした状態から始めます。
メイクをされている場合はダブルクレンジングで、しっかりオフしてください。
ここで油分や汚れが残っていると、このあとの工程でハーブがなじみにくくなります。

 

工程2:専用ジェルで肌をほぐす

専用ジェルで肌をほぐす

専用のハーブジェル(プリロッサ マッサージジェル)を使い、肌をやわらげて血行を促します。
ポイントは「油分の多いクリームを使わないこと」。油分が毛穴をふさぐと、ハーブが入りにくくなります。
専用ジェルは油分を控えめに設計されており、拭き取り不要ですが、この工程のあとは浮いてきた汚れを軽くコットンでオフします。

 

工程3:クリアピールで角質を整える

クリアピールで角質を整える

クリアピールを塗布し、約5分おいてから拭き取ります。
塗る順序はアゴ→おでこ→鼻→頬と、角質の厚い部位から進めるのがコツです。

注意:酸性のため、目に入らないようコットンで目を覆ってください。肌が薄い方・敏感肌の方は、塗布後すぐに拭き取ります。毛細血管が見えるほど薄い部位は避けてください。

 

工程4:エッセンススプレーでうるおいを与える

エッセンススプレーでうるおいを与える

コットンで目を覆い、顔から離した高い位置から6プッシュ程度スプレーします。
次の工程に向けて肌を整える準備です。

 

工程5:ハーブを入れ込む

ハーブを入れ込む

ソフトハーブパウダーと専用ソリューションを混ぜ、顔全体に10〜15分ほどかけて入れ込みます。
毛穴に入り込むよう、顔の下のほうからやや上向きに引き上げるように動かすのが基本です。
この工程で最も大切なのは「乾かさないこと」。乾燥すると肌への刺激になるため、エッセンススプレーとソリューションで水分を足しながら、2回程度くり返して入れ込んでいきます。仕上げに残ったハーブを軽く拭き取り、エッセンススプレーで肌を整えて終了です。

枠時間の目安 ── 各工程の所要時間から、60分前後のメニューとして組み立てやすい構成です。仕上げにクールダウンジェルとシートパックで鎮静する工程(約10分)を加える場合は、その分を見込んでください。なお、工程2のジェルと鎮静用のクールダウンジェルは導入4点セットには含まれないため、別途ご用意ください。

パウダーとソリューションの分量は、お客様の肌の状態やお悩みによって調整します。この配合設計こそがハーブピーリングの要であり、メーカーが無料セミナーで扱っている内容でもあります。より踏み込んだ肌質別の処方を学びたい方は、そちらもあわせてご検討ください。

「講習不要」でも、導入前に必ず押さえておきたい3つのこと

剥離なしタイプは講習を受けずに導入できますが、「何も準備せずに始めてよい」という意味ではありません。トラブルを避け、お客様に継続して通っていただくために、最低限これだけは整えてから始めてください。

1. 施術前のカウンセリングと禁忌の確認

妊娠中・授乳中の方、皮膚疾患で通院中の方、配合ハーブに植物アレルギーがある方などは施術対象外です。また、レーザーやアートメイク、フォトフェイシャルを受けた直後の方も一定期間を空ける必要があります。チェックシートと同意書を用意し、施術前に必ず確認する運用を最初から作っておきましょう。

2. 他の施術との間隔

ハイフ、ダーマペン、レーザー、水光注射などを受けている方は、施術の前後に一定の間隔が必要です。他店・美容クリニックでの施術歴もカウンセリングで確認してください。複合サロンで同日に他メニューを組み合わせる場合も、その順序と間隔をあらかじめ決めておくと安全です。

3. 広告表現(薬機法)の理解

サロンのホームページ、SNS、店内POP、メニュー表はすべて広告として扱われます。化粧品で表現できるのは厚生労働省が定める効能効果の範囲内で、「ターンオーバーを整える」「シミが消える」「ニキビを治す」「肌の奥深くまで浸透」といった表現は使えません。「古い角質をオフする」「肌を整える」「うるおいを与える」といった範囲に収めるのが原則です。導入前にメニュー表と告知文を見直しておくことをおすすめします。

なお、より深く肌理論や施術設計を学びたい場合は、メーカーが無料のセミナーを開催しています。剥離なしタイプの導入自体に受講は不要ですが、カウンセリングの質を上げたい方や、将来的に剥離ありタイプまで扱いたい方は、あわせて検討する価値があります。

よくある質問

剥離なしハーブピーリングは、本当に講習なしで導入できますか?

はい。VERUNAのソフトハーブピーリングは講習の受講が導入条件になっていません。棘状成分を使わないため施術後の反応が出にくく、比較的トラブルが起きづらい施術です。ただし、カウンセリングと禁忌の確認は必須です。

剥離しないタイプは効果が弱いのではないですか?

剥離の有無は、優劣ではなく目的の違いです。剥離なしタイプは肌表面の古い角質をオフして肌を整えることを目的としており、施術直後から肌の手ざわりが変わります。深いお悩みに正面から向き合う施術としては剥離ありタイプが適していますが、日常生活を止めずに定期的に通っていただく肌管理メニューとしては、剥離なしタイプのほうが続けやすい選択肢です。目的に応じて使い分けてください。

フェイシャルの経験がないネイルサロンでも導入できますか?

導入できます。大型のエステ機器が不要で、必要な製品がセットで揃うため、初期費用を抑えてフェイシャルメニューを新設できます。ネイルやまつげメニューと同日に組み合わせることで、1回のご来店で提供できる内容を広げられます。

夏でも施術できますか?

できます。剥離なしタイプはダウンタイムがなく、施術当日のメイクも可能なため、夏場でもご案内しやすい施術です。ただし、激しい日焼けの直後で赤み・ほてり・ひりつきがある肌は、タイプを問わず施術を避けてください。

施術にはどのくらい時間がかかりますか?

クレンジングから仕上げまでで、60分前後のメニューとして組み立てやすい構成です。ハーブを入れ込む工程に10〜15分、クリアピールの放置に約5分かかります。鎮静のパック工程を加える場合は、さらに約10分を見込んでください。

施術の間隔はどのくらいが目安ですか?

剥離なしタイプはダウンタイムがないため、1〜2週間に1回程度の間隔から始め、肌の状態を見ながら調整していくのが一般的です。剥離ありタイプより短い間隔で組めるぶん、定期的にご来店いただくメニューとして設計しやすいのが特徴です。適切な間隔はお客様のお悩みや目的によって変わりますので、カウンセリングで確認してください。

導入費用はどのくらいかかりますか?

剥離なしハーブピーリングは大型のエステ機器が不要で、施術に必要な製品は導入4点セットに揃っています。材料費の見積もりは、ソフトハーブパウダー20gで約20回分、ソリューション280gで約50回分を目安に計算できます。1回あたりの材料費を算出したうえでメニュー価格を設計してください。卸価格は会員登録後にご確認いただけます。

剥離なしと剥離あり、どちらから導入すべきですか?

はじめてハーブピーリングを扱う場合は、剥離なしタイプからの導入が無難です。施術後の反応が出にくく、お客様への説明もシンプルで、スタッフの習熟も早く進みます。サロンとして経験を積んだうえで、必要に応じて剥離ありタイプを追加するのが現実的な順序です。

店販・ホームケアにも展開できますか?

できます。VERUNAの製品はホームケアとしてもお使いいただけるため、サロンでの施術に加えて、店頭での販売にも展開できます。施術後のホームケアをあわせてご案内できると、次回ご来店までの間も肌を整えていただけます。まずは取り扱う製品を絞って始め、反応を見ながら広げるのが現実的です。

パウダーはどのくらいもちますか?

ソフトハーブパウダー20gで約20回分、ソリューション280gで約50回分が目安です。使用量は施術範囲によって変わります。

まとめ

  • 剥離なしハーブピーリングは、棘状成分を使わずハーブで古い角質をオフする施術。痛みとダウンタイムがなく、当日のメイクも可能。
  • 剥離ありタイプとは優劣ではなく役割の違い。継続的な肌管理を目的とするなら剥離なしタイプが適している。
  • 日焼け後の施術制約を受けにくく、お客様の予定を止めないため、夏場でも提案しやすい。
  • 商材選びではハーブの栽培方法・調合の監修者・ベース成分・ISO 16128の公開数値を確認する。
  • 講習不要でも、カウンセリング、禁忌確認、他施術との間隔、薬機法に沿った広告表現の4点は導入前に整えておく。

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本記事は業務用化粧品を取り扱うサロン事業者向けの情報です。掲載している製品情報はメーカー公表資料に基づきます。施術の反応には個人差があります。
最終更新:2026年7月26日