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フォンタナと高田ベッドはどう違う?両方を扱う卸が用途別に比較して解説

フォンタナと高田ベッドはどう違う?両方を扱う卸が用途別に比較して解説

施術ベッドを探していると、必ず名前が挙がる2つのブランドがあります。フォンタナ(FONTANA)と、高田ベッド製作所です。

美セラはこの両方を取り扱っています。どちらかを勧める立場ではないので、この記事では実際に在庫しているラインナップを並べて、何がどう違うのかを整理します。結論から言えば、両者は同じものを違う値段で売っているのではなく、そもそも想定している現場が違います。

違いは「幅」に一番はっきり出る

両ブランドの性格を一言で表しているのが、用意されているベッドの幅です。

フォンタナ 高田ベッド
幅の展開 63/70/75/78/80cm 52/56/60/65/70cm
中心となる幅 70〜80cm(広め) 52〜65cm(狭め)
長さの展開 182/192cm 170/180/183/190cm

フォンタナの主力は幅75〜80cm。お客様がゆったり横になれることを優先した設計です。一方、高田ベッドには幅52cm・56cmという細身のモデルがあります。これは施術者がお客様の真上に体を持ってきやすくするための幅で、指圧や整体、治療院の施術で扱いやすい寸法です。

つまり、幅の設計に「お客様のくつろぎを優先するか、施術者の力の入れやすさを優先するか」というブランドの立ち位置がそのまま出ています。

電動昇降が必要ならフォンタナ

これははっきりしています。美セラで取り扱っている高田ベッドの製品に、電動昇降のマッサージベッドはありません。高さを変えられるモデルとしては手動昇降のTB-727U(163,500円・長さ180cm・有孔)があります。

フォンタナには電動昇降のフィレンツェシリーズが5モデルあり、128,000円から258,000円まで揃っています。モーターは医療機器にも採用されているドイツのディワート製で、フットペダルを踏むと約30秒で最も高い位置まで上がります。最も低い位置は45cm前後まで下がるため、小柄な方や足腰に不安のある方も腰をかけてから横になれます。

お客様が乗ったまま高さを変えたい、施術者の身長差を吸収したい、という要件があるならフォンタナ一択です。

クッションの考え方が違う

フォンタナは低反発を主力に据えています。ベネチアシリーズは低反発シフォンクッション3層(約7.5cm)、電動の最上位モデルであるフィレンツェLxシリーズは4層構成で合計約19cm。シルクフォーム4cm、高密度波形フォーム7cm、セミハードフォーム6cm、ハードフォーム2cmを重ね、表面は柔らかいのに底付きしない状態を作っています。「施術中に眠ってしまうお客様が多い」という評価はここから来ています。

高田ベッドは施術の種類ごとにクッションを作り分けており、高反発を明記したモデル(カルロス60など)も用意されています。治療や矯正の場面では、沈み込まずに支えることが求められるためです。

なお、フォンタナにも整体向けのハードフォームを使ったスポーツシリーズ(プリモスポーツ25・28、ベネチアスポーツ)があります。「フォンタナ=柔らかい」と決めつけず、シリーズ単位で見てください。クッションの選び方については施術ベッドのクッションは低反発と高反発どちらを選ぶかで詳しく解説しています。

価格帯は折りたたみで逆転する

「電動があるフォンタナのほうが高い」と思われがちですが、折りたたみベッド同士で比べると関係は逆になります。

タイプ フォンタナ(税別) 高田ベッド(税別)
折りたたみ(木製) 35,000〜60,000円 63,000〜86,000円
折りたたみ(アルミ・軽量) 55,000円 97,000〜110,000円
昇降式 128,000〜258,000円(電動) 163,500円(手動)

折りたたみベッドの入り口価格は、フォンタナのリビエラ28が35,000円、高田ベッドのローズ60が63,000円。開業時に初期費用を抑えたい場合、この差は小さくありません。

一方で高田ベッド製作所は日本のメーカーで、国産レザーを使ったモデル(ニールTB-1499)なども展開しています。価格差の背景には製造の考え方の違いがあり、単純に「安い・高い」で優劣がつくものではありません。

周辺備品まで揃えるなら高田ベッド

見落とされがちですが、治療院や施術室を一から作る場合には大きな違いになります。

高田ベッドは、ベッド以外の備品が体系的に揃っています。美セラで取り扱っているものだけでも、衝立(伸縮セラピ、セラピカート)、施術用ワゴン、脱衣カゴワゴン、コードハンガー、感染防止パネル、姿勢分析器、胸当てクッション、マッサージ枕などがあります。ベッドと同じメーカーで室内の備品を統一できることは、見た目の面でも買い足しの面でも効いてきます。

フォンタナはベッドと専用シーツに絞った構成です。ベッドそのものの寝心地とデザインに資源を集中しているブランドと理解するのが実態に近いです。

耐久性についてよく聞かれること

ネット上には「フォンタナは数年でフェイスクッションが傷んだ」という書き込みもあります。取り扱っている立場として、事実を挙げておきます。

  • 施術ベッドで最初に傷むのは、オイルや消毒液に触れる生地の部分です。これはメーカーを問いません。
  • フォンタナのフィレンツェLxシリーズは、この生地をマジックテープで取り外せる構造になっており、生地だけを交換して本体を使い続けられます。
  • 電動モデルは本体1年、コントローラー1年の保証付きです。不具合時はまずコントローラーのランプの点灯を確認し、点灯しなければ電源コードと新しいコントローラーを送付、それでも動かなければモーターを手配する、という流れでパーツ単位の対応が可能です。
  • フェイスクッションやフェイスクラドルは消耗品として単体で交換できます。

ブランドを問わず、耐久性を判断するときは「壊れないか」ではなく「傷んだ部分だけ直せるか」を確認してください。1台を10年使うかどうかは、この一点で決まります。生地の張り替えやクッションのへたりの見分け方、買い替えの判断基準は施術ベッドは何年使える?生地の張り替え・クッションのへたり・故障時の対応をまとめて解説で詳しく解説しています。

結局どちらを選ぶか

こういうサロン 向いているブランド
エステ、リラクゼーション、アロマが主力 フォンタナ(幅75〜80cm・低反発)
お客様が乗ったまま高さを変えたい フォンタナ(電動昇降フィレンツェ)
開業時の初期費用を抑えたい フォンタナ(35,000円から)
出張・訪問で軽さを最優先 フォンタナ(クアトロ25 約9.8kg)
整体・治療院で細身のベッドが必要 高田ベッド(幅52〜60cm)
衝立・ワゴン・脱衣カゴまで揃えたい 高田ベッド(備品が体系的)
国産メーカーであることを重視する 高田ベッド

どちらのブランドも、扱っていて品質に不安を感じることはありません。選ぶべきは「良いほう」ではなく「自分の施術に合うほう」です。迷われる場合は、主力メニューと施術者の身長、施術室の広さをお知らせください。両方を扱う立場からご提案します。

フォンタナのモデルごとの違いは、フォンタナベッド全25種の比較・選び方ガイドに一覧表でまとめています。導入サロンの評価はフォンタナ施術ベッドの口コミ・評判をご覧ください。

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美セラはサロン・治療院・美容室向けの卸サイトです。フォンタナ、高田ベッド製作所ともに取り扱っています。卸価格は会員登録後、ログインいただくと表示されます。

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