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施術ベッドは何年使える?生地の張り替え・クッションのへたり・故障時の対応をまとめて解説

施術ベッドは何年使える?生地の張り替え・クッションのへたり・故障時の対応をまとめて解説

施術ベッドを検討する最後の段階で、必ず出てくる質問があります。「これ、何年もちますか」。

正直に言えば、使用頻度と施術内容で大きく変わるため「何年」と言い切れるものではありません。ただしどこから傷むかは決まっています。順序が分かれば、手入れの優先順位も、買い替えの判断基準もはっきりします。

ベッドは決まった順序で傷む

順番 傷む場所 主な原因 対応
1 フェイスクッション・フェイスクラドル 顔の油分、消毒、着脱の頻度 単体で交換できる
2 ベッド表面の生地 オイル、消毒液、摩擦 モデルにより交換または張り替え
3 クッション 同じ位置に体重がかかり続ける 部分的な交換は難しい
4 可動部(電動モーター、リクライニング) 動作回数 パーツ交換で対応
5 フレーム ほとんど傷まない -

注目していただきたいのは、1と2、つまり最初に傷む2か所は交換できるという点です。ベッド全体の寿命を決めているのは、実はフレームではなく「交換できる部分を交換しているかどうか」です。

生地を長持ちさせる日常の手入れ

業務用ベッドの生地はソフトレザータッチの合成皮革が一般的です。この素材で寿命を縮める要因は3つあります。

1. オイルを拭き残す

残ったオイルは時間とともに酸化し、生地を硬くしてひび割れの起点になります。施術ごとに乾いた布で拭き取り、縫い目に沿って残りやすいことを意識してください。オイルを大量に使うサロンでは、そもそも耐油仕様のモデル(フォンタナのアーユルベーダ32は液体漏れガードと耐油性カバー付き)を選ぶほうが確実です。

2. アルコール消毒を直接、繰り返す

高濃度のアルコールを毎回直接吹き付けると、合成皮革の表面が白化したり硬化したりします。消毒が必要な場合は薄めたものを布に含ませて拭く、あるいはシーツやタオルを敷いて生地に直接触れさせない運用にしてください。

3. シーツを使わない

もっとも効果が高いのに、もっとも軽視されているのがこれです。専用のフィットシーツを敷くだけで、オイル・汗・摩擦のほとんどを受け止められます。フォンタナには幅70〜75cm用と幅80cm用のコットンフィットシーツがあり、外側にゴムが入っているため施術中にずれません。有孔ベッド用の穴あきタイプもあります。

2,400円のシーツを複数枚まわして使うことで、35,000円から258,000円のベッドの生地を守れます。フォンタナベッド用 コットンフィットベッドシーツセットを見る

生地が傷んだら買い替えなのか

ここが購入前にもっとも確認すべき点です。生地が傷んだときに本体ごと買い替えるのか、生地だけ交換できるのかで、10年間の費用はまったく変わります。

フォンタナの電動最上位モデル、フィレンツェLxシリーズは、この点を設計に織り込んでいます。マッサージベッドで最初に劣化する生地部分をマジックテープで取り外せる構造になっており、生地だけを購入して付け替えられます。198,000円や258,000円のベッドを、生地の傷みだけの理由で手放す必要がありません。

この構造を持たないモデルでも、張り替えに対応する工房は各地にあります。購入前に「生地は交換できますか」「張り替えに対応していますか」を販売店に聞いておくことをおすすめします。

クッションのへたりをどう見分けるか

クッションのへたりは徐々に進むため、毎日見ている人ほど気づけません。次の3つで判断してください。

  • 手のひらで押して戻る速さを比べる:腰が当たる中央付近と、ほとんど体重のかからない足元付近を押し比べます。戻り方に明らかな差が出ていれば、中央がへたっています。
  • 横から見て沈みを確認する:何も乗せていない状態でベッドの側面を水平方向から見ます。中央がへこんで見えるなら進行しています。
  • お客様の言葉を拾う:「腰のあたりが少し当たる」という感想は、へたりのサインであることが多いです。

へたりが進む速さはクッションの厚みと層構造に左右されます。フォンタナの折りたたみモデルはリビエラ28で3層約6cm、ベネチア30で3層約7.5cm、電動のフィレンツェLxシリーズは4層で約19cm。層が厚く、硬さの違う素材を重ねているものほど、一点に力が集中しにくく持ちます。

なお、クッションだけを部分的に交換することは構造上むずかしいモデルが多く、ここまで来たら買い替えを検討する段階です。逆に言えば、生地とフェイスクッションを交換しながら使っていれば、買い替えの判断はクッションのへたりまで先送りできます。

電動モデルが動かなくなったときの流れ

電動ベッドを避ける理由として「壊れたときが不安」を挙げる方は多いのですが、実際の対応は次のような手順です。フォンタナのフィレンツェシリーズを例に説明します。

  1. コントローラーのランプが点灯するかを確認します。ボタンを押した状態で点灯すれば通電しています。
  2. 点灯しない場合は、電源コードと新しいコントローラーをお送りします。多くのケースはここで解決します。
  3. 交換しても動かない場合は本体側の不具合と判断し、モーターを手配します。
  4. 交換手順が分かる動画をあわせてお送りします。
  5. 修理が完了したら、交換前のパーツをご返却いただきます。

保証期間はフィレンツェシリーズで本体1年、コントローラー1年です。ベッドごと送り返す必要がなく、パーツ単位で交換できることが重要です。90kg近いベッドを往復で輸送する事態になると、修理費よりも送料と休業の損失のほうが大きくなります。

電動モデルを検討する際は、価格や機能と同じ重みで「パーツ単位で交換できるか」「交換部品の供給体制があるか」を確認してください。

折りたたみモデルで気をつけること

折りたたみベッドは電気部品がなく、フレームは北欧産ホワイトビーチ材やアルミが使われています。フォンタナのベネチアシリーズはフレーム部分にフィンガージョイントという接合加工を施し、強度を確保しています。等分布耐荷重は1,000〜1,300kgあり、通常の施術で壊れる心配はほとんどありません。

それでも気をつけたいのが次の2点です。

  • 高さ調整の脚を固定し忘れる:段階調整の固定が甘いと、施術中に片側だけ沈みます。設置後に四隅を軽く押して確認する習慣をつけてください。
  • 畳んだまま長期間放置する:折り畳んだ状態で長く置くと、クッションの合わせ面に癖がつきます。使わない期間が続くときは、時々開いて置いておくほうが良い状態を保てます。

買い替えを判断する基準

次のいずれかに当てはまったら、買い替えを検討する時期です。

  • クッションの中央が明らかにへこみ、お客様から体の当たりを指摘される
  • 生地が交換できないモデルで、ひび割れが施術範囲まで広がっている
  • サロンの主力メニューが変わり、必要な幅や高さが今のベッドと合わなくなった
  • スタッフが増え、身長差を吸収できないことが施術の負担になっている

最後の2つは、傷んでいなくても買い替えの理由になります。ベッドは消耗品であると同時に、サロンの施術内容に合わせる道具でもあります。「まだ使えるか」ではなく「今のメニューに合っているか」で見直してください。

買い替えを検討される場合は、フォンタナベッド全25種の比較・選び方ガイドで幅・クッション・対応施術を一覧で比べられます。導入サロンの評価はフォンタナ施術ベッドの口コミ・評判、他メーカーとの違いはフォンタナと高田ベッドはどう違う?をご覧ください。

Bisella(美セラ)からのお知らせ

美セラはサロン・治療院・美容室向けの卸サイトです。ベッド本体のほか、専用のフィットシーツやフェイスクッションなどの消耗品もお取り扱いしています。卸価格は会員登録後、ログインいただくと表示されます。

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