女性のためのプロテインの効果と選び方
近年、美容サプリメントとして注目されているプロテイン。
プロテインといえば、従来は、男性が筋力アップのために飲むイメージが強かったですね。
しかし、美容感度の高い女性やエステティシャン、ヨガインストラクターなどのプロがプロテインの摂取効果を実感しています。
女性におすすめなプロテインの種類と効果をまとめました。
エステティックサロンやヨガスタジオなど、女性の美容と健康をアドバイスするプロの方に活用していただきたい知識です。
目次
プロテインとは?
プロテインとはたんぱく質のことで、たんぱく質を英訳したものがプロテイン。
プロテインの語源はギリシャ語で「プロテイオス」=「最も重要なもの」
たんぱく質というと筋肉の素というイメージが強いかもしれません。
しかし、たんぱく質は筋肉の他にも皮膚や爪、髪の毛、骨、血液などを作るうえで欠かせない栄養素です。
また、健康的なからだつくりに必要な酵素などの物質もたんぱく質が原料になっています。
人間はからだ全体の約7割を占めている水分と、たんぱく質でできているといっても過言ではありません。
水分がなくなると生命の危険に陥るのと同じく、たんぱく質も不足してしまうと様々な部位が機能不全に陥ります。
このことから、たんぱく質が人間にとっていかに「重要なもの」なのかがわかりますね。
推奨摂取量に満たない現代
では、たんぱく質を一日何グラム摂ると良いのでしょうか?
厚生労働省が公開している目安を見てみましょう。
男性の年齢別たんぱく質摂取推奨量
1~2歳は20g、3~5歳は25g、6~7歳は30g、8~9歳は40g、10~11歳は50g、12~14歳60g、15~17歳は65g、以降は60g
女性の年齢別たんぱく質摂取推奨量(妊娠していない場合)
1~2歳は20g、3~5歳は25g、6~7歳は30g、8~9歳は40g、10~11歳は50g、12~14歳は55g、15~17歳は55g、以降は50g
女性は男性と比べてたんぱく質の必要量が少ないですね。
しかし女性は妊娠した場合により多くの栄養素が必要となるので、
妊娠中期で上記に+10g、妊娠末期で上記に+25g、授乳中も上記に+20g
が追加されます。
肉類、魚、卵などに多く含まれるたんぱく質ですが、これは意識して摂取しなければなかなか摂れない量です。
更には、現代人は20年前に比べたんぱく質の摂取量が平均で20gも減っているそうです。
ソイプロテイン、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン・・何が違うの?
ソイプロテイン
ソイプロテインとは?
ソイプロテインとは、大豆を絞って油分を取り除いた大豆の粕に含まれるタンパク質を分離させ取り出したものです。
植物由来のタンパク質は食物繊維が豊富に含まれており、女性にうれしい効果がいっぱい!
メリット
- 肌の新陳代謝を活発にする
- 吸収が遅いため満腹感が得られる
- 更年期の影響を抑える効果がある
- イソフラボンが乱れがちなホルモンバランスを整える
デメリット
- 粉っぽいため飲みにくい
ソイプロテインのおススメ商品
置き換え食(ファスティング)にもおすすめ!ボディライン・美肌・ダイエットに効果を発揮する植物性プロテインです。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインとは?
ホエイプロテインは、乳清タンパク質とも呼ばれます。
チーズやヨーグルトを作る過程で上澄み液として分離されます。
メリット
- 筋肉量の維持と増加、疲労回復に効果があります。
- 就寝中の筋肉の分解を最小限ににできる
- 消化吸収が早い
- 免疫力をアップできる
デメリット
- 水に溶けにくいため飲みにくい
- 過剰に摂取すると体脂肪に変わりやすい
ホエイプロテインのおススメ商品
砂糖、甘味料、香料、着色料など、プロテインによく使われている食品添加物不使用!甘くない自然志向のプロテインです。
カゼインプロテイン
カゼインプロテインとは?
牛乳が固まる際にできる成分で、代表的な乳たんぱくの一つです。
カゼインプロテインは、ホエイプロテインと一緒に接種するとより多くの効果が期待できます。
メリット
- カルシウムと結びつき体内での吸収を補助します
- 腹持ちがよい
デメリット
- 体内で吸収されるまでに7,8時間かかる
- 溶けにくく、味にくせがある
ピープロテイン
ピープロテインとは?
ピープロテインは、黄色エンドウ豆を主原料として作られる植物性プロテインです。
メリット
- 低脂質(ローファット)
- BCAA※が豊富に含まれている
- 美肌成分アルギニンを豊富に含んでいる
- アレルゲン物質を使っていない
デメリット
- 水に溶けにくい
- 青臭く感じる
※Branched Chain Amino Acids(分岐鎖アミノ酸)の略。筋肉のエネルギー代謝に深く関わる物質。
まとめ
女性にオススメなのはソイプロテイン
女性らしい体のラインをキープ、美肌効果、ダイエット効果があるので、女性には植物性プロテインのソイプロテインがおススメです。
エステティシャンがオススメする理由も頷けますね。
粉っぽく飲みにくいデメリットも最近では改良され飲みやすくなっているものも多いです。
ビタミンやミネラルが配合されたものはファスティングダイエットにもおススメ。
カロリー制限による不足しがちな栄養を摂りながら効果的にダイエットをサポートしてくれます。
また、植物性プロテインは動物性プロテインに比べ、比較的安価なのも嬉しいポイント。
効果的に、効率よくプロテインを摂取して美と健康を手に入れたいですね。