エステサロンの美白トリートメントでは、お肌の再生周期（ターンオーバー）を整えつつ、シミやくすみのもととなるメラニン色素の生成や定着を抑えるための施術とホームケア指導が行われます。
ポイントは、
１．現在の肌質や隠れているメラニン色素を知る。
２．お肌の再生周期（ターンオーバー）を整える。
３．美白（ホワイトニング）の専用化粧品を使う。
４．日頃から紫外線対策を行う。
１．現在の肌質や隠れているメラニン色素を知る。
最近では、マイクロスコープで毛穴の状態を見たり、肌診断機を使って目に見えないシミ予備軍やシワなどの肌質を総合分析し、カウンセリングできるエステサロンが増えています。
お肌の状態やメラニンの量を知り、理想の美白肌のために施術方法をプランニングします。
参考：最新の肌診断器をご紹介
メラニンとは？
肌色を最も大きく左右するのがメラニン色素の量で、「メラノサイト」と呼ばれる色素細胞で作られています。 「メラノソーム(メラニン顆粒)」という粒子になっていて、色素細胞の中で粒子の形で作られています。
メラニン色素を作る細胞には個人差があり、例えば、黒人と白人では、細胞の数は大差ないようですが、色素顆粒をつくる能力は非常に違い、粒子の大きさも黒人は大きく、白人は小さいようです。
２．お肌の再生周期（ターンオーバー）を整える。
お肌は日々生まれ変わっており、その周期をターンオーバーと言います。
健康的なターンオーバーはおよそ30日と言われていますが、外的環境やストレスなど様々な要因によりその周期が乱れたり、年齢とともに遅くなってきます。
ターンオーバーが乱れたり遅くなると、古い角質が表皮に残り続けたり、メラニン色素が定着してしまい、シミやくすみ、乾燥などのトラブルが生じてしまいます。
エステサロンでは、古い角質を強制的に除去し、ターンオーバーを活性させるために、ピーリングやマッサージを行います。
参考：ピーリングについては、エステの角質ケア「基本知識と施術行程」おすすめポイントをご覧ください。
注意：ピーリングを行った直後はお肌が無防備状態ですので、外出を避け、紫外線にあたらないようにしましょう。
３．美白（ホワイトニング）の専用化粧品を使う。
ビタミンC誘導体・アルブチン・プラセンタエキス・ハイドロキノンなどが美白成分として認知されています。
これら美白のための有効成分を角質層の奥まで浸透させるために、エレクトロポレーションなどの導入美容機器を使用するサロンも増えています。
参考：美白美容液の選び方について
４．日頃から紫外線対策を行う。
紫外線はメラニン色素を刺激し、日焼け、シミの原因となるだけでなく、光老化という肌細胞を老化させるもととなります。
日頃からできる紫外線対策として、UV化粧品を使ったり、日傘をさすことが一般的ですが、アメリカでの研究では目から入った紫外線が脳を刺激してメラニン生成を働きかけているということも確認されていますのでサングラスも必需品となります。
また最近では、「飲むUVケア」としてのサプリメントも出てきています。
参考：エステの美白・シミ対策の商品特集
参考：エステサロンにおすすめの日焼け止め/紫外線対策
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